ながつか

夜明けのすべてのながつかのレビュー・感想・評価

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
4.1
忘れ物を藤沢に届けにいくとき、カメラが動きだす。その瞬間に、とても心地よい疾走感と物語の変化を伝える。藤沢のモノローグで映画が始まり、ふたりの声がプラネタリウムの会の台本で重なる。山添のモノローグで映画が終わる。こういった形式の上手さと素晴らしい映像に感動しながら、最後の大団円で不意に泣いてしまった。夢みたいな中小企業で、ほんとにあるのかよと思うが、あるなら働きたい。藤沢との関係は言わずもがなだが、山添と元上司の関係も素晴らしい。プリングルス?をぼりぼり食べるシーンに笑った。
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