ケイコの時、映画館で観なかったこと後悔したけど、やはり映画館で観ることの価値が最大限ある映画をつくる人だ。
いちばん喰らったのは光の使い方。朝の光、昼の光、夕方、夜、すべて光が躍動していて何も起きていないようですべてに物語が生まれる。ふたりの距離も心もすべてそこに表れる。
問題を抱える人でありながら、普通の人を描いていた。特別な人にしないことと、ケアすることのバランス感覚エグすぎる。脚本だけでなくカメラと人の距離からもそのことが伝わる気がするのが本当にエグい。ずっとずっと感動の連続でエンドロールの上からのショットで言葉にならない涙が出て止まらなかった。本当に感動した。