シネマート新宿、川崎チネチッタで鑑賞しました。（舞台挨拶含め）
初見の感想は「テレ東の深夜ドラマっぽい」でした。男子大学生二人が日常を過ごしながらご飯を作って食べる話。BL作品のこれが好きなんだろ押し売りがない作品。
好きな俳優さんが出ているし前売りを買っているからその分は見に行くし、ちゃんと楽しむポイントは見つけたけれど、一般受けするかといわれると正直たぶんしないと思いました。そもそも一般に向けていないのかもしれませんが。
主演ふたりとも普段2.5次元の舞台をされているので、そこまで張る必要のないところでもお芝居がオーバーで映像になるとわざとらしさを感じてしまう。高橋さんは映像経験豊富だと聞いていましたが、さして上手いとは思いませんでした。んっま！というセリフを多用されていますが、どのシーンでも同じ言い方に聞こえましたし、お芝居も私個人的に印象に残るものはありませんでした。
オーバーリアクションや大きめの芝居が多いけど、要所要所できちんと目線で役の感情を表現する芝居をしている赤澤さんの方が映像向き芝居を分かってるかなという印象。キャラの魅せポイントの出し方とかは圧倒的に赤澤さんがうまいです。アドリブシーンになると、役者本人の癖がめちゃくちゃ出てきますが。
脚本は忙しい人のためのアキハル兼、寒めのギャグとチープさとカットの雑さがテレ東深夜ドラマテンションなので、予告とかで出来のいいハートフル作品を期待するとなんか違うなってなると思います。
川崎チネチッタは音響がイヤホンで聞いているような感じだったので、ご飯モノ作品と合うなぁと思ったのですが、あの音をノイズという感想もみたので、苦手な人はシネマート新宿のほうがいいかもしれません。
舞台挨拶に関してですが、別の界隈でも炎上していましたが、舞台挨拶の直前に入ってきて舞台挨拶だけ見てファンサ媚びして帰る最前2列くらいのファンが死ぬほど不愉快でした。
舞台挨拶途中で高橋さんが「みなさん二日間全通ですよね？」と発言して赤澤さんが苦笑いしていましたが、舞台挨拶全通したら本編全部みない人だらけで本編が誰もいないことになりますが、役者として作品を届けることが仕事だと思うのですが、それでいいのでしょうか？
そういうことをしているファンも、そしてそれを平然と受け入れている役者も寒気がします。ぜひ2で舞台挨拶するときは、本編を全部見れるスケジュールにしていただけますと幸いです。
