よとり

法廷遊戯のよとりのネタバレレビュー・内容・結末

法廷遊戯(2023年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

音でめちゃめちゃびっくりさせるタイプの映画です。
映画を見始めてから何千何万と様々な映画を見ていますが、初めてホラーでもないのに大声を上げて驚きました。

この手の効果音でびびらせる系の映画大嫌いです。

こういう驚かし方はホラー映画だけなので、サスペンス映画には身構えて視聴していないので
本気で使用しないでいただきたい。

死んだ結城と部屋で話をしている設定の後に
爆音で電車の音が鳴りますので、大きな音に恐怖やPTSD、トラウマなどがある方はこの前あたりから無音で字幕で聴くなどしたほうがいいです。

私は、このシーンで声を上げるほど驚いてからは、音量を極限まで下げて最後まで字幕で無音に近い状態で見ました。
本当何度も記載しますがこういう演出やめてほしいです。誰得なんですか?


興業収入が非常に良かった映画なので、期待してみたが、

正直、演技力抜群の北村匠海さんの無駄遣いかなと思いました。

種明かしのさらに種明かしのようなどんでん返しの展開内容は結構面白かったですが、
ラストの杉咲花さんが叫び散らかすシーンはもう見るに耐えかねました。

最初から最後までを通し、音響効果の演出が延々ずっとうるさい映画です。

そして、杉咲花さん演じるキャラクターが最後まで悪人だけど、憎み切れない病人のような不幸設定で、非常にその思考回路は複雑に感じなかなか感情移入のしにくいキャラクターでしたね。

それに、最初から最後まで、北村匠海さん演じるキャラクターが延々かわいそうで、結城の家族全てがかわいそうな設定の話だったなぁと思います。

だからこそ、ラストに向けて、結城や、結城の父親が救われるような演出も少しは欲しかったかなぁと思います。

その点で行くと、設定はとんでもない設定だったかなぁと思いました。
なんとなく、最初から最後までずっと延々ストレスがいろんな意味で溜まる映画でした。


それから、最後のほうに全部見せる系の自死のシーンがあるので、自死などにトラウマやPTSD、恐怖を覚える方は視聴にはかなり注意が必要です。
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