A8

ドミノのA8のレビュー・感想・評価

ドミノ(2023年製作の映画)
3.8
“ドミノ”って題名どゆこと??と観る前に思っていた。原題が“hypnotic”(催眠)と言うことを知り、こっちの方がわかりやすいなと感じた。“ドミノ”という題名に関して言えば映画を最後まで観たらまあこっちはこっちでアリだとは思うが。

ベンアフレック主役!ということで観られた方は多くいるだろう。娘を誘拐された刑事がその事件を追っていくうちにまさかの衝撃的な事実または現実が待ち受けているという内容。確かにベンアフレックの存在感は素晴らしかった。が、それ以上にその中で“催眠”を軸に二転三転する構成が上手くハマりこんで、最後まで読めない展開は素晴らしかった。

ただ、ちょっと無理やり感や、最後のシーンでこれ入れ替われるか?と疑問に思うところも多少あった印象。

現実と催眠が入り乱れる世界は、どこか「ファーザー」を思い出した。

だが、トータルで言えばひっくり返してはまたひっくり返すほんとに最後の最後まで飽きさせない構成が素晴らしく、そして夢中にさせた。

93分と短くコンパクトでいいのだが、テーマの規模に比べれば、もう少しワールドワイドの世界観と組織の規模、警察との関係性を丁寧に描かれてたらなおよかったのかもと感じた。

娘を自由に、家族に、そこに愛が本当にあるのならば、催眠の世界に何度誘われても必ず
戻って来れるはず!
A8

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