このレビューはネタバレを含みます
私にとっては傑作でした。
ひとつひとつのシーンで日頃の自分の態度や考え方を反省させられるところがあり、開始5分で校長先生が「君は本当は良い子なんだよ」というところから最後までずっと目がうるうる。
小学生の頃、母に青い鳥文庫の「窓際のトットちゃん」を買ってもらい読んだ時から大好きなお話ですが、その頃とはかなり違う受け取り方をした自分の成長を感じるとともに、社会の一員として合理性や(利益を産むという意味での)正解を重視するあまり日々想像力や心の優しさを失っていることを実感しました。
年末年始の休暇が終わり社会生活に戻ると、またこの感覚を忘れていくと思います。
ただ都度自分の行動を振り返り素直に改善しようと試みる気持ちは常に持っていたいと思いました。