このレビューはネタバレを含みます
軽妙で洒脱、軽快でユーモアあふれる作品。
会話が中心で、セリフの端々に小さな笑いを見つけられます。
真面目に生活をしていた時には貧しさが募る。
殺人容疑からの無罪を得てから、時代の寵児になりウハウハ!
状況をうまく好況に転じた、二人の才能も良かったです!
半面、話の転がり方が少し半端なように感じました。
オデットが出てきて、さぁここから第二・第三の殺人だ!
犯罪の張り合い合戦だ!
と思いきや、そんな展開にならなかったのが残念でした。
フランソワ・オゾン監督は『苦い涙』しか見ていません。
『苦い涙』のような情熱的な展開も、期待しすぎていました。
主演2人が初々しくて瑞々しくて、おシャレでかわいい!
肩の力をぬいて楽しめる作品でした!