エレファントタマムシ

首のエレファントタマムシのネタバレレビュー・内容・結末

(2023年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

初めてのタケシ映画に恐る恐る足を踏み入れましたが…燃えるように感動しました!

まず、グロ描写が苦手な僕にとって。
楽しめました!「首」というタイトルを裏切らないのでとにかく首に全集中することで、神経の糸を切らさずセーフ🫵
首がポーンと飛んでいくことにもだんだん麻痺してくるんですねー、爽快とまで言える。

グロ描写に追随するんですが、緩急がスゲ!加瀬亮の信長と、ビトたけの秀吉の2軸で、
あまりにも汚い描写の後に、スッと抜けたようなギャグパートで思わず笑ってしまう。本当にシンプルなお笑いなのにこうも面白いか、となる!!
信長の張り詰めた緊張感と秀吉陣営の掛け合いが強弱ついていて振り回された!
生クリームだったらバターになってました。

たまクリームも、もちろんバターに💦
熱に晒されて溶けちゃうよ😭

最後に、信長の狂気に晒されて映画館を飛び出してしまいそうだった!僕が3回頭を捻っても、暴力的で官能的で、恐ろしい信長は出てこないです。降参🏳️

なんか、信長死んだ後、急速に尻すぼんでいきました!描きたいところを描き切ったのかな、とも感じ、オチまで流れるような展開は僕は好きでした。

映画ならではのブラックなユーモアに、北野武の真髄を見ました。。こいつヤバい。マジで何者なんだ!
芸人だよバカヤロー😚