片腕マシンボーイ

石岡タローの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

石岡タロー(2023年製作の映画)
2.2
タロちゃんを演じたワンコロ達の可愛さだけは一級品!あとは……ちょっと観てんのツラなるレベルの脚本演出技術演技で、まぁキュートなタロちゃんにぺろぺろすんのが目的なら許せるけど、映画楽しもうとは思うなぁ!って珍作

怪我をしていたところを東小学校の用務員さんに保護された雑種犬は小学校で飼われることになりました、タローと名付けられて皆に愛されて暮らしていたんやが、タローは毎日2回朝と夕方に2キロ離れた石岡駅に通って誰かを待っている様子、それから17年毎日毎日タローの日課は変わることはなかったんやが……って実話の映画化やぞ!

フィルマにも登録されているポスターのビジュアルを見て、これはマシンボーイ絶対観たいやつ!ってウキウキ観に行ったんやが、あれ?最初に出てきた仔犬があまりマシンボーイ好みとちゃいますやん……、なったんやが
本作20年にも渡る大河ドラマでして三ワン一役、幼年期役の子はあまり好きな顔立ちとちゃうかったけども、成年期、老年期を演じた子達はたいそう可愛くてマシンボーイは満足!特にピンと立った尻尾の揺れる様がたいそう愛らしくてぺろぺろしたぞぉ
うむ、タロちゃんの可愛さだけならスコアも4点台よなぁ……

しかし、映像のエフェクトが素人っぽいとか、音楽酷いとか、人間の演技が……とか、問題は多々あるが特にドラマ部分ね、まぁ実話が元にはなっているんやが、それに補足された脚色部分の酷さには恐れ入った
とりあえずタロちゃんを苦しめる悪党達の登場には腹立って腹立って……まぢグレート義太夫は髭を全てムシってやらな許されへんしやね!テメェの暑苦しい髭がよっぽど迷惑じゃ!
タロちゃんをいじめた……いや虐待した糞ガキ3人組は、まぢちんこを針金でグルグル巻きにして電車に繋いでやんよ!走り出す電車にちんこ千切られろ!まぢで自分の失われた性器痕を見る度にタロちゃんの苦しみを再確認しやがれ!
タロちゃんに無実の罪を着せたババア2人、2度と嘘がつけないように舌を引きちぎって線路に巣食うネズ公の餌にでもしてやんよ!
そして後々良い人面してのうのうとしている校長も、お前のせいでタロちゃんが一度殺されそうになった事をマシンボーイは忘れてねえからな!分厚い涙袋引き裂いて血の涙流させてやっし、いっぺん花壇のお花の肥料にでもなってこいってばよ!
そもそも最初にタロちゃん飼ってた家族達も時代なのか?生き物の命を預かっている、っつ〜責任感が一切なくてまぢ頭抱えたし
うん、正直観ていて辛かった、まぁタロちゃん的には学校で子供達に囲まれて幸せな一生やったんちゃうかなぁ?とは思うが、にしてもまぢ……あのババアふたりは帰ってから自分の子供の顔とか正面から見れるんかな?

あとね、終盤のタロちゃんが大往生してからのエピローグ部分も要るかね?まぢ余韻が台無しで監督のエゴにしか思えんかったし、涙も引っ込むわ
あとさ、保健所のシーン……他の子達も学校で引き取ってくれよぉ!なったよ……あの子達は……スンスン

実はリュック・ベッソンの犬映画も観たいとは思っているんやが、邦画優先なマシンボーイは今日もリュック・ベッソンスルーしてこちら観てしまったのよね、ただちょっと本作はタロちゃんの可愛さ以外のレベルが低すぎてリュック・ベッソンのん観た方が良かったかも……とさえ思っているよ、だってポスター見比べたら絶対こっち選ぶでしょうよぉ!スンスン

あ、タロちゃん加点なければ普通に1点台なんで!