少女が何度もひとりになってしまう話。「ひとりが好き」を経てまた仲間が集まってくるのだけど…
まとまった文章を喋ったらこの人は泣き出してしまうんじゃないか、とアイナ・ジ・エンドの歌を聴いたときの印象を構想のもとにして贅沢に拡げたような映画で、邦画で見たことないくらいのすごいミューズ扱い。もう1人の主人公イッコさん(広瀬すず)の振る舞いもヌーベルヴァーグのミューズっぽい。
岩井俊二監督が自身のセンスよりアイナの存在を信頼しているように感じるところが多くあり驚きました。
出演シーンはわずかながら、七尾旅人のキャスティングが作品の方向性を示すものになっていたし演技もとても良かった。
東日本大震災の直接的な描写があるので、ご注意。