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キリエのうたのおのレビュー・感想・評価

キリエのうた(2023年製作の映画)
4.2
とにかく誰かに会いたくなった
血縁関係ってそんなに重要ではないと思う...(家族が大切じゃないわけではない)でも自分も社会の人の立場になったときには、その箱に納まってしまいそうだなと思い絶望した
震災のシーンにリアリティーが足りなかった、そこにリアルを求めていなかったのかも?揺れているシーンはまだしも大津波警報が出ている中での街の人の様子や帰ってきた夏彦の両親の反応が当時とは大違いだった、もっと必死になるはず、キリエが余裕そうだったのは、るかしか見えていなかったのかもしれないし、実は心の底では死にたいと思っていたのかもしれない
涙の出ない息苦しさがずっとそこにあって、それが良くも悪くも生きていることを教えていて、岩井俊二っぽいな〜ってなった
忘れられないのが黒木華の関西弁、めっちゃ好きだな〜、はんなりしてて心地いい
そして、最後のシーン何もかも美しくてすき
幾つもの曲が出てきたけれど、わたしは音痴の聖歌がいちばん好きだった
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