イヌケソ

PERFECT DAYSのイヌケソのレビュー・感想・評価

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
3.2
一言で言うとファンタジー。
日本にはあんなに粋でかっこいい掃除夫はいない。
きれいなトイレをさらにピカピカにするなんてあり得ない。
公衆トイレはクソとゲロと尿カスで塗れているのが普通。

ベンダース監督の日本愛はわかるが、よく描きすぎ。
この映画を観て「やっぱり日本スゴイ」と思うのは浅すぎる。

カセットで聴く曲もいちいちセンスがいい。
朝日のシーンで「朝日のあたる家」、
昼下がりに「サニーアフターヌーン」
姪っ子を車に乗せて「ブラウンアイドガール」。
おまけに金延幸子「青い魚」ときた。

徹底的にアナログな生活をしているが、
なぜそんな生活をしているのか、一切語られない。

結局何を言いたかったのかわからない映画だが、
映像は美しかった。
イヌケソ

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