公衆トイレの清掃員の何気ない淡々とした日々をうつした映像かと見せて、毎日、毎週同じルーティーンをこなしてる中にも、少し違う出来事がおきて、静かな水面に葉が落ちてできるような波紋を写したような心地のいい陽だまりの中でくつろぎながら観たくなるそんな映画でした。
見たことのある景色だったりで尚更、親近感の湧く、主人公平山が程よく素敵でした。
カセットテープいいなぁと、古本屋たまに行くのいいよなぁと、行きつけの呑み屋いつか欲しいなぁと、フィルムカメラいいよなぁと。
淡々としてるように見える人にも、不器用ながらに熱い心はしっかりと持っていて、自分にもルーティーンがほしくなる。
決して裕福な生活ではないが、なんだかうらやましくも贅沢にもみえる平山の生活に心が温まる時間でした。