「何も変わらないなんて、そんな馬鹿なことあるはずない」
側から見ると毎日同じルーティン、単純な仕事、つまらない日々
でもそんな中に楽しみや幸せをしっかり見つけていて、帰り道には笑みが溢れる
これが実践できている平山は、なんて良い人生を過ごしているんだろうと、羨んでしまうほどだった
毎日なんで生きているのかもわからず、誰に感謝されるわけでもなく、ただ死なないでいるだけのような自分に、手を差し伸べてくれたような気がした
人間は、仕事、恋愛、人間関係と色々な問題に囲まれているけれど、「生活」より優先されるべきものなんてないと、最近考えていたが、それが確信に変わった
「生活」をしっかりやってこそ、他を楽しめるし、変化に気づくことができる
思春期くらいからずっと悶々としていたことの答えが、ひとつ得られた気がする
映画館を出ると、虹が二重にかかっていた
老若男女問わず、皆が笑顔で写真を撮っていた
美しい眺めだった
この先何度も繰り返し観るであろう、大切な作品が増えて嬉しいです
悲しみを抱えながらも、人は生きていけます