May

落下の解剖学のMayのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.7
タイトルや予告から推測するようなサスペンス、ではない。が、夫はなぜ亡くなったのかを辿っていくストーリー。夫婦が胸中を曝け出して言い合いをする場面。互いへの思いやりを失った時、人は傷つけることを厭わず言葉を吐き出し続けてしまう。ここで初めてサンドラの母国語は英語でもないことを知り、いろんなシーンで言い淀んでいたのは何かを隠してるからではなく、的確な表現を探していたからだったのかと気付く。終審後のサンドラの感想が自己中心的に思えた。この人は壊れた家庭に取り残された子どもとちゃんと向き合えるのだろうか。





余談ですが、
隣の席の方が上映5分くらい前に着席後、コンコンと容器を傾けてポップコーンを口にそのまま流し入れる形でずーっとむしゃむしゃされており。本編始まる前にはさすがにやめるかと思ったら憚ることなく続行。我慢大会になってきた時に向こう隣の方が「静かにしてください」と声をかけてくださり(感謝)やっと収まった。
自分がマナー悪いって認識が低い人ってほんとに困る…
May

May