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落下の解剖学のpのネタバレレビュー・内容・結末

落下の解剖学(2023年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

圧巻のザンドラ・ヒュラー。サスペンスというか本当に一つの家庭を紐解いていく話というか…個人的には最後までずーっと殺したのかなという期待が拭えなかった。判決は出るけど真相はわからない。
後から夫婦の本気の諍いが証拠として上がってきたり息子の証言?気持ち?を最後に持ってきたりと裁判の行方に熱中してどんな結末になるのかとずっと楽しめた。検察官音楽や著書も引用しまくりめちゃくちゃ考察厨みたいな人ですごいじゃんと思ったり…

主人公がバイセクシャルとわかると、少しフランクな仕事の取材の場面も見方が変わるし、友人弁護士とのグレーな会話とかやり取りもあまりにグレーで一概に断定できない事が本当に多すぎて、人って大抵は主観と偏見と経験値に基づいて話をするしかないんだなと感じた。

勝訴して主人公や周囲と同じく観客も安堵や達成感を感じたりするけど、そもそも夫が不審死している中で「殺したか」「殺してないか」が問題なんだっけ…とゾッとさせられもした。裁判系の展開にのまれるの最高だな〜こうやって考えさせられる・考える余白をくれる映画が好きだなと改めて思えた作品。
スヌープがすごく可愛い!
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