落下の解剖学のさきちーのレビュー・感想・評価

整然とした映画だった。時間は戻らず、音声、血痕などの証拠が並べられ確かなことが語られているのかはわからない。ドキュメンタリーを見ているのかと思った。なにが"本当に"正しいのかわからず判決は下されて、夫が、父親が死んだという事実が残り生活は続く。解剖学、という言葉がふわさしいほど、緻密に事件とその渦中の家族が詳らかにされていた。おもしろかった。