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落下の解剖学のweのネタバレレビュー・内容・結末

落下の解剖学(2023年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

観た直後なので羅列

面白かった
真相を知るための話ではないと理解した上で、もう一度観たい。

本当は誰が殺したのかという視点で観てたから、裁判の結果が出た後に何かとんでもないこと(サンドラが殺されるとかダニエルが犯人とか)が起こるんじゃないかと無駄にドキドキしてしまってクレジットが出てきたところで「えっ終わり?」ってなってしまった。

録音されていた夫婦喧嘩のシーンは長台詞凄いなと思ったし、なんだか典型的な夫婦喧嘩の男女逆転みたいだなと思った。
妻が「どうして協力してくれないの?話し合いをして!」と言って、夫が「好きにすればいいよ。自分はやれと強制してない。」と言う描写はよくあって、そこは敢えて性別を逆にして描いたの?かな?と思った。
裁判シーンの初めに、バイセクシャルを揶揄するような感じのシーンがあったからセクシュアリティのあり方についても触れたかったのかな?(わざわざ?)

カメラワークが不思議だった。手持ちで素人みたいにズームしたりするカットはどういう演出なんだろう?
雪山のシーンだけでなく、裁判所のシーンも、終始映像にすごく引き込まれた。全てのカットに意味があるような良さがあった。
夫婦喧嘩のシーンと、ダニエルがスヌープに薬を盛り過去の事実を確かめたシーン、サミュエルとダニエルの車内のシーンは特に印象に残った。
カメラワークもそうだし、回想を入れるのか、映像はなく声だけなのか、映像はあって声はアテレコになってるのか、その使い分けが絶妙だった。
終わった直後は「とんでもないこと」がなかったことに物足りなさを感じてたのに、思い返すと書ききれないくらい残ってるシーンがあって、もう一度観たいと思う。


スヌープとダニエルがとにかくずっと可愛かった。
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