zumitarou

枯れ葉のzumitarouのレビュー・感想・評価

枯れ葉(2023年製作の映画)
5.0
全てのカット作りが完璧なのと、俳優の顔が内側に複雑な感情を含んだ被写体となっているところに「映画」を見たなあという満足感があった。

全てが静謐な映画かというとそうでもなく、けっこうシュールで笑ってしまう部分もあった(周りは全然笑ってる人いなかったが…)
笑いというのはわざわざ狙って面白いことをやって発生するのではなく、「普通」にやってることがズレてるからこそ生じるものなんだよなと思った。犬の名前が「チャップリン」なのも割と意味がありそう
友人のカラオケ男のなんかズレた感じとかも良かった。
スマホのある時代にそうはならんやろと思うところもあるけどとにかく映画としての強度があるのであまり気にならない
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