枯れ葉のShingoのレビュー・感想・評価

日本のしがない一労働者としては、"PERFECT DAYS"と同じくらいフィクショナルに感じてしまうが、同じくらい憧れを感じる労働者映画だった。

"PERFECT DAYS"が「閉じた"静"の世界」をベースに人との交わりをコントラストで描いたのに対し、"枯れ葉"は「開けた"動"の世界」をベースに個人の尊厳を描いている。
同僚のクビに声をあげ、戦争に怒り、アル中を非難し、他人に服を貸してあげる。
世界との関係の中で誇りを持って行動する人間を描く。こういう映画が大好きだ。