いつも通りのアキ・カウリスマキでいつも通り最高。とは言え、ここまでストレートにラブ・ストーリーなのは珍しいかも? 「愛しのタチアナ」も直球ロマンスだった気がするけど、今作はより作風が具体的でロマンテ…
>>続きを読むケン・ローチにしてもそうだけど、引退撤回してまで撮りたいってことは、どうしても今この時代に黙っていられないことがあるからなんだろうな。
そしてそれが年寄りの「昔は良かった」ではなく、今観ている人間に…
理不尽に職を失ったアンサと、冴えないアル中のホラッパはカラオケバーで出会い、名前も知らないまま淡々と惹かれ合う。しかし偶然が不幸に重なり、ささやかな幸せは遠ざかってゆく…。
さっすがカウリスマキ監…
このレビューはネタバレを含みます
「枯れ葉」、社会という樹から落ちながらも自分を守りながら生きている人々。
劇中のほとんどのシーケンスに「物を廃棄する人」と「それを拾う人」が繰り返し登場する。
スーパーで賞味期限切れの商品を廃棄…
今時の映画と比べると地味。でもカウリスマキは詩人だ、という評価を見て、確かに台詞や間をじっくりと味わえるテンポ、ウィットなど、これは詩なんだ、と思うとしっくりきた。
シンプルなラブストーリーだし、登…
このレビューはネタバレを含みます
© Sputnik Photo: Malla Hukkanen