ねむお

SINGULAのねむおのネタバレレビュー・内容・結末

SINGULA(2023年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

メモ書きみたいな感想

まず、演じ分けすごい。
すいません、蜻蛉切と虎次郎とニック・マッシしか知らなかったので本当に舐めてました そういえばこのひと役者だったわ しかもすごく喉が使えるタイプの 3番の彫刻家の発声と14番のギャルが好き。

お腹すいてたのでポップコーン食べながら観てたけどやっぱピ(私はspi氏のことをピと呼んでいます)が歌うとこは手止めて聴き入っちゃう

ええと、そもそもあれらがAIかどうかというのには疑問が残るが 個人の記憶を植え付ける必要はあったのかな? そうしないと起伏のあるストーリーにならないというのは分かってるけど(それも少なめではあったが)。 「遊び場」と言ってたし余興に過ぎないのか 実際に人類を滅亡させるかさせないかの決定権があるわけではなくただの思考実験なのでAIの精度は割とどうでもいいのかな 私はまだAI同士を喋らせて「先生」みたいに遊んだことはないけどそのうち遊びたいとは思っています

芸術ができるから人間はすごい!→でも資本集まってないじゃんの流れ笑いそうだった 芸術とはちょっとちがうけど私は国が博物館や美術館に金をかけないことにめちゃくちゃ怒っているので、「資本が集まってないから重要じゃない」はかなりよくない資本主義だなと思った

家族愛の話になったときはすげえヒヤヒヤした とりあえず異性愛から始まってこれはまた邦画の悪いところが出たか?と思ったら一応同性愛や男女以外の性別やChosen familyのような話もしてくれたのでなんとなく安心した そしてアロマンティック・アセクシュアルの私はどうしようとちょっと不安になった 人間は血縁関係のない者同士でも家族のような絆をつくるという話 しかし絆を持てない家族もあるという11番の話 血縁やら絆やらを育めないAIだけでは無秩序になるのでは?(だったっけ?)みたいな話の中で、今ある親やらきょうだいやら友達やらとの絆は感じているしハッピーに生きてるけど、自分で新たに家族をつくるつもりのない私はどうなっちゃうんだろうと思った いや全然元気にAro/Ace人生エンジョイしたいけど もう映画関係ないですねこれ

あと、私は人類滅亡させるほうを選ぶ
ねむお

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