序盤は主人公のクズさと編集長のフォローのなさに苛立ってしまうが、主人公が不本意ながらも自分の道を探そうと懸命になるあたりからは熱い感情が湧き出てきた。これまでのPAWORKSのお仕事シリーズ作品は夢に向かって頑張るけれどもうまく行かない作品が多かったので、このハッピーエンドは嫌いではない
とは言え、終盤のある出来事が蒸溜所の経営を揺るがしかねないのに何にも無かったかのような展開は気になった。
それと、家族による仕事の継承というテーマは嫌いではないのだが、従業員たちの好意とはいえ、彼らが生活度外視で頑張ってそうな姿が合わさって、あまり乗れなかった
序盤の架空の蒸溜所は恐らくマルスウイスキーがモデル。長野県伊那地方の木曽駒ケ岳登山道に向かう道にあるので、私は蒸溜所見学の経験はないが、見覚えのある風景が出てきて嬉しかった。
鳥っぽいロゴマークの蒸溜所は茨城県の常陸野ネストビールでお馴染み木内酒造ですよね
