ぶぶこ

瞳をとじてのぶぶこのネタバレレビュー・内容・結末

瞳をとじて(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

エリセの新作「瞳をとじて」鑑賞。約3時間の長さだが、それほど長さは感じさせないのはさすがと思いつつ、「また父の失踪と娘かよ(エル・スールをどうしても思い出しちゃう)」との感想も。勿論今回は父と娘だけでなく、老い先短い老人の「人生の集大成」でもあるのだが。
「ミステリー風味」で映画作っているのなら、ちゃんとした結末を見たかった(エル・スールのけじめでもある)のも偽らざる感想。面白いし、色々考えさせられるのだが、やはり分かりやすいカタルシスはないよね。まあ、エリセの映画にカタルシスなどは元々求めませんけど。
でも、アナ・トレント、おそらく50年ぶりに「私はアナ soy Ana」ってスクリーン上で言ったんだよな。そういうのを混ぜ込んで、古いファン(僕含む)をくすぐるなんて、エリセ監督ったら。
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