ずっと見たかった映画！
まさかこんなに泣かされるとは思わなかった。戦争の映画だから悲しいことはわかってたけど「戦争」という自分の力だけではどうにもならない理不尽さに若者たちが向き合わなければいけなかったことに苦しくなった。大切な人を残していかなければいけない特攻兵の人達に百合はお父さんを重ねたのかな。彰役の水上恒司の演技が上手すぎて余計に辛い。自分の気持ちを押し殺してる何とも言えない表情が上手い。漫画の方では最後気持ちを伝えてたけど映画は原作通りに手紙だけなんだ。その方が個人的には好きだなぁ。彰がもし百合に直接気持ちを伝えてたら死にたくない、生きたいって思ってしまうから言わずに手紙にしたんだろうなぁ。気持ちだけは海の泡になって消えないように。彰はかき氷を食べてる時にはもう惚れてたと思うな。手紙までの持っていき方がタイムスリップならではで良かった。彰が最後まで大切な人を想いながら生きることができたのが唯一の救い。胸に挿さる百合の花の表現も良かった。
伊藤健太郎×出口夏希の方も好きだなぁ。簡単に好きと言えないのが辛い。
福山雅治の主題歌も最高に好き。
