よっちゃん

亀も空を飛ぶのよっちゃんのレビュー・感想・評価

亀も空を飛ぶ(2004年製作の映画)
5.0
戦争孤児の予言という魔術的非現実の先に、避けられない戦渦の現実を描くという手法が強烈なリアリズムとなって作用していた。冒頭の少女を見ている視聴者はある種の予言を頭の隅に入れながら観進めることになるし、公開から約20年経ってある程度の史実を知った上でこの作品を観ることもまた予言→現実の手法に内在される。
子供視点の映画だいたい嫌いだけどたまにこういう名作もある。今まで観た戦争映画の中でダントツ良かった。
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