はぐれ

哀れなるものたちのはぐれのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.6
CMでさっしーが「全ての女性に見てほしい」って軽いノリで宣伝してたけど、こちとら映画オタクからしたら「は?ヨルゴス・ランティモスなめんなよ。そんな万人に刺さる生易しいもんなんか撮らねーんだよw」って思ってたけど結果、案の定だった(笑)ね?だから言わんこっちゃないでしょ。配給会社のミスリードむかつくww

エログロバイオレンス連発、倫理観のごった煮、男と女のオリジナルと評されたフェリーニの『道』の曲解、耳障りの悪い劇伴、癖の強い魚眼レンズ。いや、どこがみんなに見てほしいのよ(笑)こんなのわかる人にだけわかればいいし、刺さる人には刺さるけど大半は嫌悪感で即退席もんよ😂まあ、そんな賛否両論の作品を生み出せちゃうのが頭のネジがぶっ飛んだランティモスたる所以なんだけどね。ただ、後半はバランスを取るためか急に説教臭くなっていったのでそこだけ残念。

エマ・ストーンの体当たり演技に称賛が集まるのは納得なんだけど、それ以上に世界中の男の業をかき集めて煮詰めたようなダメダメ野郎を演じたマーク・ラファロがとってもキュートで尊かった🤦あんな前時代的な価値観野郎ってもう何周もして逆に愛おしいよね(笑)急に街中で泣き出したりしてお前こそ赤ちゃんか!😂オスカーノミネートめでたい🎉
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