たばた

哀れなるものたちのたばたのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.3
ずっとメットガラ状態のベラの衣装とか音楽(Jerskin Fendrixって何者??)、美術も撮影もほんとビザール!って感じで素晴らしかった。
ちなみにヌードや性行為のシーンが多いのは予想してなかったのでちょっと面食らった。

俳優陣はといえば、エマ・ストーンは言わずもがな、もう個人的にはとにかくマーク・ラファロ!なんだあの色気と品と可愛さ。魅力的な悪役・オブ・ザ・イヤーでしょう。

日本とアメリカの「女性差別」と呼ばれるものは実は全く別物(日本においては「女性は男性に奉仕すべき」というもので、アメリカでは「女性は男性が居ないと自立出来ない弱い存在」という考えのもとにあるもの)だということが腑に落ちる内容だった。不満があるとするなら、こういうテーマやメッセージがこのタイミングだと若干食傷気味で、分かりやす過ぎることくらいか。

今月ヨルゴス・ランティモスの新作観て、来月はアリ・アスターの新作観られるとかほんと最高。
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