未々

哀れなるものたちの未々のネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

自分が思っていたことの再確認
感じ取る心の鏡面に自身が映るのだ
私もバタイユとかデリダとかかじっていたしさ

良識ある社会が子どものままでいることを許さない
この世界の神が父である、社会の構造を私は"運命"だとは思えない、でも早急な価値づけをせずにそう思うべき? 実験として
搾取を慈悲、良心に転じさせない
あるがままをPOORと呼ばれる筋合いなし
把握できるようになった世界には色がつく
母、娘、妻、恋人、娼婦の役割
"ハンマーを手に歌い歩くのは彼女の意志"
支配欲、所有欲で満たされるものは虚しいと思う
他を喜ばせるための性(別)ではない
自身も実は行間を読まずに対話をしてみたい
銃はやはりメタファー
イニシアチブを奪取したら、格差を悲しんでいたのにその再生産、保持 意地悪な結末でした、向上向上 やっぱりこの点ウテナが良いよね

自分の身体は自分のものではあるが、そもそも自己はどこにあるのかという感じも
自己(主体性)は獲得していくものなのだ
移植された別人の脳が身体と一致していくその過程

"欠点のある実験的な人間"

エレファントマン、アルジャーノンに花束を、マイフェアレディ、ノートルダムの鐘、イノセンスなども想起

パフスリーブ

エマ・ストーンは市川美日子に似ているのだな 音楽、冒頭のミシンの絵、スタッフクレジットの背景良かった

追記
私はこれを純粋なフェミニズム映画だとは思わない、エンパワメントとして真に受けるものではないと思う
そしてその役目を映画に求めても仕方ない

性(性産業)に肯定的な女を男性が描いていてもね~になっちゃう
性に主体的だったら誰が嬉しいのか考えるとどう?
未々

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