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哀れなるものたちのino7010のネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

序盤から中盤にかけては、街並み、ファッション、船や空・海等の個性的でファンタジーな映像と性に塗れた展開とのギャップで狂ったお伽話のように感じた。
ベラの成長に伴い、抽象的なセリフや哲学的なやりとりが増えていき、現実のやるせなさに近づいていき、最後の束縛的で凶悪な元夫とのやりとりは妙に現実的で恐ろしかったが、ハッピーエンドになってよかった。
過激なシーンの体当たり演技だけでなく、始まりから終わりにかけてキチンと人間としての成長を演じ分け、芯の強さを体現したエマストーンの演技は素晴らしく、圧巻だった。
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