このレビューはネタバレを含みます
素晴らしい作品だった。
投身自殺をした女性に赤子の脳みそをぶち込んで、そんなイノセントな女性ベラのロードムービー。
ハルクにいざなわれて、性の目覚めを皮切りに、食や様々な世界に興味をもって。
モノクロからカラーへ。喋り方含めて開眼するような。広がっていくくだり。美しかったね。
そして貧困の差に傷付き、どうにも自分の力では解決できない物事を知るくだりも。
文字通り、酸いも甘いも知って、成長してゴッドのもとに戻るのがよかったね。
ただ元ダンナのもとに戻るくだりはなんだったのかしら。。
あんなに思慮深く成長したベラであったはずなのに、フィアンセほっといて、そっち行っちゃうのは良いのかー。。
自分勝手な感じで勿体ないなぁー。
全体的なデザインや魚眼レンズの映像とか、センスは最高すぎ。大好きな感じだった。
100年前のような建造物でもあり、ある種近未来的でもあり。
馬車のようで、馬車じゃない。みたいな。
グリーンゴブリンの衰退と、まさに死ぬ時の顔が忘れられない。
なんというか死んだ瞬間に、顔から魂が抜けた感じした。流石すぎ。
エマストーンも本当に演技すごいけど。
あと、デフォーの口から出る泡のモノマネ、絶対習得するぞ