絶大な人気を誇るカリスマ・インフルエンサーの“ミトヤマネ”こと山根ミト（玉城ティナ）は、日々様々なSNS投稿をして生活を送っている。
そんな姉を陰で支えるのは、妹のミホ（湯川ひな）。
そんなある日、ミトが所属するインフルエンサー事務所のマネージャー、田辺キヨシ（稲葉友）から、“ディープ・フェイク”アプリとのコラボ案件を持ちかけられる。
アプリは大人気となり、世界中の至る所にミトの顔が拡散される。
その一方で、ミトの顔を悪用する者も次々と現れる。
そんな状況すら自分の人気につながると喜ぶミト。
かたやミホは、その状況を危惧していた。
姉妹が辿り着く、予想だにしない衝撃の結末とは……。
「VIDEOPHOBIA」の宮崎大祐がインフルエンサーを主人公にネット社会の恐怖を描いたスリラー。
玉城ティナのお人形さんのようなアンニュイな美貌と追い詰められるヒロインが似合う被虐的な資質ありきなストーリー、インフルエンサーとして人気になる中で外ロケの仕事や演技に進出する中でディープフェイク・アプリのコラボ企画に参加し「セレブの顔を合成出来る」アプリで自分のマスクをアプリ内で配布出来るようにしたことから飼い犬が行方不明になったり顔が知られ過ぎて追いかけられまくったりミトヤマネの顔を様々な不適切な動画に合成されミトヤマネの影響力を悪用されてしまいミトヤマネの活動にまで賛否両論が起き活動が難しくなってしまう展開の中で浮き彫りになる、「誰でもSNSでバズればインフルエンサーになれる」「イメージを決めつけられると抜けられない」「SNSのイメージが風評などで変わってしまう」「簡単に悪と決めつけ叩く」などが、尖りまくったイメージショットやvalkneeの音楽を絡めて描かれていて、SNS時代の狂気をアバンギャルドに描くサスペンススリラー映画。
「知られている自分となんでもない自分、どっちがいい？」
