眞

赤と白とロイヤルブルーの眞のネタバレレビュー・内容・結末

赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

視聴媒体がアマプラ限定なのがもったいない…!映画館で上映して、あ、でも年齢制限が……。

イギリス王室の王子とアメリカ大統領の長男が恋に落ちてしまった!っていう遠距離(国際)恋愛ロマコメ。「2バッドコップス」で外見に文句つけてた連中、お前らこれならルッキズム的にぐうの音も出ないだろ観ろー!!!(色々と恨みが溜まっています)

ドタバタコメディらしくマッハで展開していくし、みんな優しすぎるし(特にアメリカサイド)、悪役はずっと腹立つ悪役だし、色んな感情が相まって泣きそうでした。友達と通話しながら観てたから泣かなかったよ。

シークレットサービスのおばちゃんが全てをマッハで理解してくれたところ、ザハラちゃんがキャパオーバーになりつつもヘンリーには一応は敬語で「お帰りください」って言ってるところ、アレックスのパパがカトリックだけど息子を受け入れてくれたところ(ママはパワポで説明してくれようとしたところ)、全部わかりみが強過ぎてずっと泣きそうで変なことばかり言ってしまったから、あとで一人で静かに観ます。

ワールドワイドなアクティングとか考えるだけで胃に穴が空きそうなんだけどそこはコメディ、共和党/民主党をチームで考えるヘンリーの抜けてるところに救われた気分。

案外こういう、特権階級の性的指向の問題が明るみにでも出ない限り世界は変わらないのかもしれないな、と思いつつ原作を買いました。ちなみに日本の皇室は滅びてくれ。
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