金曜の誰もいないナイトショーで鑑賞。
期待より面白い。
バジーというタイトルにあるような、ザワザワとしたうるさい映画でなく、夜にしっぽり見れる。
何よりこういう主人公が音楽の才能あるんです、みたいな映画ってその音楽に説得力のあるセンスが必要だけど、この作品で流れる音楽は確かにいい。一瞬「ベック」を思い出してヒヤヒヤしてたけど、ちゃんと声が聞こえてきた。主人公の俳優さん、アイドルなんだね。
内容は商業主義としての音楽の是非みたいなありふれたテーマだけど、映像や雰囲気で楽しめた。
前からずっと思ってたけど、柳俊太郎って細野晴臣に似てる。特にこの映画の柳さんは1970年代のガリガリに痩せてた細野さんに似てる。そんな彼がベースを弾いてくれるのだから嬉しかった。
そしてマザーズデイのボーカル、1番のお気に入りキャラ。めっちゃチャラそうに見えるけど、古参ファンのあの女の子に手を出してなさそう。そこがいい。
敏腕プロデューサーの澤円みたいな長髪のおじさん、いい。主人公が地下室に連れ込まれるシーン、ダークサイドに堕ちるルークみたいでよかった。
最後もGTOみたいになってたし、色々と楽しめました。