ゾロ

ボブ・マーリー:ONE LOVEのゾロのレビュー・感想・評価

ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)
3.5
終始、名曲が流れてた為
映画館で観て良かった🎵

ただ、ボブ・マーリー!
名前は知ってる!
どんな半生だったの?
ライブシーンで盛りあがろう!って
思うとハシゴを外される!

ボブ・マーリーの半生と1970年代後半の
ジャマイカの情勢を知らないと
何が描かれているか?よくわからない構成

描かれるのは
1976年 スマイル・ジャマイカ 
ライブをすることを決めた会見から…

銃撃事件

ライブで危険を感じてすぐ渡欧
エクソドスのアルバム作成して
欧州でのライブ
成功と不和

体調不良の原因は癌だった
足の親指の手術はしない
(サッカーが好き)

1978年4月 ジャマイカでの凱旋ライブ
この幕開けで終わってしまう…

過去の回想シーンで描かれるのは
奥さんのリタとの思い出と父との…

兎も角、終始音楽に浸れるけど
ボブ・マーリーを知りたい!という人には
ハードルが高い






当時のジャマイカの背景と
エンドロールで描かれるのは伝説のシーン

1970年代後半、ジャマイカの混乱
二大政党のJLPとPNPによる抗争が
エスカレートし、政治家や支持者を
はじめとして多くの者が凶弾によって
命を落としていた
そこには、ギャングも絡んでいた…
国民的英雄であるボブ・マーリーは
市民への影響力が強いため
政争にも利用されそうだったが
音楽と政治は別と態度を示す

1978.4.3のキングストンライブの伝説は
この政争が大きく絡んでいる

演奏がクライマックスになると
ボブは客席にいた両党首に
「どうかステージに上がって、
皆の前で握手して欲しい!」と呼びかける

ボブの懸命な説得と平和を願う観客の想いに
抗争の真っ只中にあった両党の代表は
ステージに上がりボブの前で握手を交わした
ゾロ

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