健一

ナポレオンの健一のレビュー・感想・評価

ナポレオン(2023年製作の映画)
3.7
リドリー・スコット監督の作品を劇場で鑑賞するのはこれで25本目です。😅

初めて見たのは1987年の「誰かに見られてる」。
鑑賞中に突然 鼻血 が出てきて大変だったのを覚えてます。😰🩸
あれから36年。監督現在86歳。 😳
今でもこれほどの超大作を撮れるこのバイタリティ。
『ファン』というよりもう『尊敬』に値します。
アメリカ🇺🇸ではあのディズニー100周年記念の意欲作「ウィッシュ」を越えて大ヒットを記録。
過去作の素晴らしいラインナップと長いキャリアの割には『興行的』にも『賞』的にも恵まれてこなかったリドリー・スコット監督。
本作で 是非とも『大ヒット』&『アカデミー監督賞受賞』の名誉を獲得してほしいと切に願う。


さて本作。 ネタバレあり。 かな?😅


誰もがその名を知るフランス🇫🇷の英雄ナポレオンを その敵国イギリス🇬🇧出身のリドリー・スコット監督が撮ったアメリカ🇺🇸映画。🧐
「グラディエーター」や「キングダム・オブ・ヘブン」でも見せた監督お得意の大量のエキストラを動員した胸熱のスペクタクル映像。
映画館の大スクリーンで壮大な戦闘シーンを堪能できるだけでも一見の価値あり!

「ナポレオン」というマッドネスがどのようにして『キング』になるまで登り詰めたか、なぜ人々から『英雄視』されたのか、そして何故『悪魔』と恐れられたのか・・・
妻でもあり友人でもある美しい女性との戦地からの『手紙のやり取り』という方式で史実を描き 同時にナポレオンの人物像に迫って描いているので、非常に分かりやすく頭に入ってくる見事な演出。
この辺の巧みな技術は さすが長きキャリアの監督の成せる技。
特にオープニングのマリー・アントワネットのギロチンシーンは『残虐』を越えてもう『芸術』‼️
北野武監督! 『首チョンパ』シーンはこうやって描くんだよ!😅

その「ナポレオン」を演じたのが「グラディエーター」以来23年ぶりにリドリー・スコット作品に出演したホアキン。
その「グラディエーター」で初めてアカデミー賞にノミネートされ のちに「ジョーカー」で見事オスカー俳優へと成長したホアキン。
名監督との再タッグは感慨深いものがあったはず。

マリオン・コティヤール、キャサリン・ウォーターストーン、ジョディ・カマー。
そして レディ・ガガと。
その当時の『今旬』の女優を起用するのが上手い監督。
今回、白羽の矢が当たったのは現在の今旬女優のヴァネッサ・カービー。
しかし ちょっと彼女には荷が重すぎたか?
いつものカリスマ性が本作では発揮できず残念。🫤

本年度を締めくくる最高、最強の歴史超大作と言ってもいいのでは。
そう。お正月映画の一発目は本作レベルの『力作』からスタートさせたいものだ!🤭



2023年12月4日 17:05〜
グランドシネマサンシャイン池袋screen 5 BESTIA
💺346席
客入り 40人くらい。

監督はインタビューで『映画館の大スクリーンで堪能してほしい』と言ってくれているのに IMAX の上映回数が少な過ぎる!😡
私もホントはIMAX で見たかったのに時間が合わなかった。😔
健一

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