フェニックスの初老の硬い表情で良いのかな？絵画にあるようなまるまるつるんッとした役者がこの喜劇を演じても良いんじゃないかなと思う。同じくカービの色気ムンムンも違和感が残る。配役がイマイチ。
肝心の戦闘もワーテルローの戦いがギリ良いくらい。わりかし低予算映画『アレクサンドル・ネフスキー』の戦闘で両軍が相手の頭をポコポコ殴り合っているのを永遠と見せられて気づくと寒気がしているような恐ろしさは無いね。ただの表面上のスペクタクルでリアリティはあるがユーモアに欠ける殺陣ってかんじ。衣装もよく見ると安っぽいしIT資本が作るものって文化的豊かさを感じないんだよねっていうと偏見かな。とにかくリドリー・スコットはいつもこんな感じで中途半端です。
