このレビューはネタバレを含みます
年表のドラマ化みたいだったが、それでも楽しめはした
ロベスピエールの見た目や喋り方、立ち居振る舞いがどう見てもダントンで仏革マニアとして爆笑 テルミドールでクートンっぽい人(車椅子かは見えなかったが唯一座ってたので)倒して逃げてくのはウケた 史実のマクシミリアン・ロベスピエールではなく、ジャコバン派を一人に投影したに過ぎないんだろうが
しかし、何でもかんでもマリー・アントワネットが出てくるのには辟易する ルイ16世で良かったような みんな彼女しか知らないからか?
戦闘シーンの迫力は凄まじくお金がかかってるなぁと感心した。もっとバカスカが見たかった どうせならもっとピラミッドを派手に破壊してほしかった ミイラのシーンは何だったのだろう 女王だと思い口説こうとしたらガタついて興ざめ?
前半までは正直かったるかったけど、アウステルリッツあたりから見入ってしまった 湖に人間と赤い液体が落ちてゆく様は圧巻 初めてナポレオンが宣伝文句通りの悪魔的英雄に見えた
漫画も良いが、戦争の迫力は動画が一番だな
皇帝即位前後から、君主とは結局跡継ぎを作るための繁殖動物であると示され、君主制がつくづく嫌になってしまった
ジョゼフィーヌが離婚に際し屈辱的な文書((彼女が妊娠しなかったことにより)この結婚は国の幸福を妨げた、という旨)を読まされた場面は腹立たしかった 初夜からしてあまりにもひどすぎて(未経験でもないのに)そりゃジョゼフィーヌも浮気するわと終始彼女に同情しきり AVと見紛うような性交シーンなのに、PG12で驚き まああれを見たら発情する人よりも失笑する人の方が多そうだが
エンドロールでなにか忘れてるような、と思ったらトラファルガーとネルソンがない!これだけお金かけれるんなら観たかったなぁ
余談だが、上映前の予告がホラー映画ばかりでウケた「ボーはおそれている」の予告のせいで、ホアキン・フェニックスの顔にそっちのイメージが焼き付いたまま本編突入してしまった
ジョゼフィーヌ、きがへんになりそうです。
「ナポレオンはおそれている」
…間違いではないけど!