ニューランド

フィフィ・マルタンガル デジタル・レストアのニューランドのレビュー・感想・評価

3.6
【詳述は、『メーヌ・オセアン』2019-1-13欄で】10数年前には肩透かしの感も、スーパー入りで感銘へ改善。レネやリヴェットの演劇虚実相互作用世界への倣いから抜け出ず、大自然の介入なく、人とその内面が作り、多者が切迫か愉しみで行き合う、物理性二の次世界に反効率的で終始。バランス崩れ、ドタバタに変転・括りそうで、それら全てを演劇内部一体化へ呑み込んでく、圧巻他愛なく後腐れ消すルノワール至福へ。この作家の、前面不純物を外した、純粋内面世界の妙か。スタイル・俳優配置からも、前作からの絞り込み純粋発展形。不純な方が面白くはあるのだが。
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