観ながらアレ、何か見たことあるような…「桐島、部活やめるってよ」に似てる。
当事者や事件が第三者によってその輪郭が鮮明になっていくタイプの物語。
その物語の構造は面白いんだけど、そうなってくるとその第三者たちがいかに重要で、結果的にその第三者たちに物足りなさを感じた。
彼氏が、出会う人全てから市子の新たな情報を得て、真実に着実に前進していく。
でもそんなに都合よくうまくいかないだろう?
だから藁にも縋る想いとか、他のことを投げ打ってでも追求しようとする本気の焦りなどが伝わってこなくて、その懸命さがもっと伝わればもっと前のめりに見ることができたなぁという気持ちになってしまった。