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悪は存在しないのakaringoのレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
3.5
▶︎2024年:105本目
▶︎視聴:1回目

好きなアーティストが観ていたり、街の噂でいいと聞いたりしたので、観に行ってみることにした。

《ストーリーについての評価等》

なんとも言えないオチ。

不気味なようで不気味じゃないような気もする、なんとも言えない音楽。と映像の尺。

だけど、とにかく私としては、この映画には、主要人物はいても、主人公たるポジションの登場人物はいないと思った。なぜなら、カメラワークが人の目以外の視点からも多く撮られていたからである。

今まで観てきた“問い”を突きつけてくるような作品には、「あなたはどちらの正義か」という“正しさ”にフォーカスされているようなものが多い印象だったのだが、今作では「何が悪か」という“悪・間違い”に焦点を当てたタイトル&描写になっていて、その点は興味深く思った。

《印象に残った言葉》

・区長「川の流れのように、上の者がそれなりの振る舞いをしていないと、下の者にまで影響してしまう。上の者には、それなりの振る舞いや義務が求められるのではないですか。」といったような台詞。

《その他つぶやき》

区長の口調が区長らしかった。
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