SOR

DOGMAN ドッグマンのSORのネタバレレビュー・内容・結末

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

壮絶な日々を生き抜き、強く哀しい目をしたダグラス。
彼が過去を語るときの振る舞いは、あらゆる苦しみを背負いすぎてどこか達観しているようだった。
そんな彼の周りにはいつも犬達がいて、彼自身の分身のようになっていた。

警察に捕まるきっかけになった事件そのものが物語の肝ではなかったから仕方がないのだろうけど、最初と最後にサラッと出てくるだけだったので少し物足りなさを感じてしまった。
もっと戦闘シーンが見たかった自分がいる…。
とはいえ彼の過去も人となりもじっくりと知ることのできる構成になっていたし、ドッグマンというタイトルそのものに深く納得する内容だった。
"…name of god" "dog man"とは巧い。

80年代以前の音楽たちがダグラスの気持ちに色をつけていたことが印象的であるとともに、リュック・ベッソン作品ではお馴染みのエリック・セラの音楽も緊張感を添えておりよかった。

犬たちの演技がすごかったし私も愛犬に小麦粉取ってほしい。
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