このレビューはネタバレを含みます
オーディションという前提で集まっている筈なのに、事件が起きたら誰も演技しようとしない。温子が殺された(設定)だけど、「温子が最初に脱落するのはおかしい」って、だったら誰なら納得できるのか。最終選考に残った七人なんだから、誰が最初に脱落してもおかしいし、そこで騒いだらオーディションの意味が無いのでは?温子の自作自演の可能性もあったわけだし、全員ちゃんと演技してくれ。てか誰も役作りしてない。演技力を観察してるのじゃないの?そこで肩透かし食らった気持ちになり、そのまま最後まで行ってしまった。個々の演技は良かったんですよ。重岡くんは金田一くん演じて欲しくなったし、勝ち気でしっかり者のイメージが強かった西野七瀬ちゃんのお嬢様役は可愛いかったし、『翔んで埼玉』の泣きの演技で私の魂を揺さぶった堀田真由ちゃんの性格悪い役は新鮮だったし、デビュー登場はいまいちな感じだった中条あやみちゃん、演技力上がって魅力的だったし。だからストーリーが勿体無いというか、もうちょいどうにかならなかったかな。