エブリデイねむろう

ほんとにあった!呪いのビデオ103のエブリデイねむろうのレビュー・感想・評価

4.0
投稿されてきたという心霊映像を検証・紹介する心霊ドキュメンタリー。
「ほんとにあった!呪いのビデオ」(以下ほん呪)シリーズ第103弾。
演出・構成:藤本裕貴

「スキー」

いきなりかぁ。
怖がらせようという意図はわかるがやりすぎはよくない。
何度でも書くが、人間(ないしは心霊)が『未知のパワー』とやらで映像媒体になにかしらの変異をもたらすことができるとして、それはどの程度なのかというすり合わせはしたほうがいい。
パソコンとかいう人類の叡智に頼るのとはわけがちがうはずなので。

「消波ブロック」

帽子はみつかりましたか…?

「続・鬼女の山 前編」

大学の研究室を巻きこんだ大掛かりな調査。
個人的にはどんどん増えていく似顔絵にわくわくする。

さて、大学の研究室で発見されたフィルム。
わりと好きな感じだが、相変わらずノイズがフィルムっぽくない。
2000年代頃の新聞記事。
常体(〜とみられる。)と敬体(〜です。)の混合体。
ひと目でド素人の書いたものだとわかるお粗末な代物。
大学のレポートでも真っ先に注意されるやつですよ。

取材自体はかなりおもしろい感じに展開しています。

「山道のトンネル」

入り口の人影、めっちゃデカくない?

「運動会」

映像はけっこういい感じ。
ただ解説に違和感。
「両親は火事で死亡したが赤ちゃんだけは母親が外へ出した」。
赤ちゃんを外へ出せたのなら母親も助かってそうじゃない?
どういう状況だったんだろう。
外に出した母親はすでに死んでいたとかいうオチだったら恐い。

「岬」

これはお見事。
シリーズ42「邪願」リスペクトだけど、このフォーマットは普通にびびるわ。
Replayのときの音はいらない。

「続・鬼女の山 後編」

「ミヤ」を研究していた男性の家を調査する取材班。
木勢カメラに一瞬見切れるスーパーファミコンの箱が懐かしすぎる。
初代プレステのソフトも複数確認。
タイトルが読めたのは「チョコボレーシング」だけでした。
木勢にいきなり声をかけられて足元のサーキュレーター蹴り倒しちゃう藤本Dかわいい。

しかし、今回の取材はほんとうに大胆な試みが多くて飽きない。
過去シリーズでもここまでのやつはさすがになかった記憶。
粗は多いがめちゃくちゃ楽しいぞこれは。

2023ー旧085