離婚したばかりのサラは次の恋愛に踏み込めないでいた。
そこで姉が出会い系サイトにサラを登録する。
サラは気が合いそうな何人かに直接会うことになる。
こういうサイトの存在は否定もしないし、実際に成立するカップルも大勢いるだろう。
問題なのはこういう風にしがみつくようなタイプにダイアン・レインはキャスティングミスということだ。
もともと不倫だとか、失恋の傷から立ち直るなどの、役柄が殊の外似合う女優である。
恋愛にときめくという年でもないだろうに、エピソードの一つ一つも平凡なもの。
父親役のクリストファー・プラマーの役割が上手いだけに、他のことが空虚に見えた。