オーウェンさんの映画レビュー・感想・評価

オーウェン

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キルショット(2008年製作の映画)

2.7

未公開ではあるが、それほど中身が悪いとは思わない。
とはいえこの映画のウリを説明しづらいのもあるが。

殺し屋が恐喝に勤しんだ際に、失敗して自分たちの顔を目撃されてしまう。
そこで夫婦は逃げるため証人
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ギリシャに消えた嘘(2014年製作の映画)

3.1

パトリシア・ハイスミス原作ものだが、「太陽がいっぱい」のテイスト的に似ている。
それはもちろん不幸に向かって突き進むということを表しているのだが。

詐欺師の夫婦が起こしたひと悶着に、ギリシャで知り合
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TAKESHIS’(2005年製作の映画)

2.3

深いような単純なような。意味があるような無いような。
とにかく捉え所が無く難解そのものの印象。

たけしと武が交錯したり実は伏線になっていたりだが、物語としてほとんど実験的な作り。

編集をたけし自身
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インクハート/魔法の声(2008年製作の映画)

2.7

ファンタジーなのだろうが、いまいちその世界観がはっきりしなかった。

娘に本を読ませるモーは、その本の登場人物を現実世界に呼び出す魔法舌という能力の持ち主。
しかしこちらに来た人物と引き換えに、本の中
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.8

降霊会に参加した高校生のミアと友達。
腕の剥製を霊媒として憑依させるのだが、時間内であれば呼び戻せる。
だがその時間が過ぎてしまうと…

ミアの周囲の環境が焦点になっており、母親がいないという点で、次
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ザ・マミー/呪われた砂漠の王女(2017年製作の映画)

2.1

ハムナプトラよりはオリジナルの「ミイラ再生」に近いホラーテイストになっている。

しかし話自体をダーク・ユニバースの方に持っていこうとするもんだから、かなり未整理な脚本になっている。

映像的に派手な
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ザ・キング・オブ・ファイターズ(2009年製作の映画)

1.5

10年前ならまだしも、シリーズ自体が最早終わっている状態。
それなのにこんな作品が登場するのだからすごいものだ。

一応ボスがルガールで、主要なキャラの草薙京や八神庵。それとテリーや舞がチームを組むと
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.1

ポケモンの実写化という、際物になってもおかしくないコンテンツなだけに、ファン向けの意味合いが強い中身。

偶然過ぎるだろというピカチュウと父親の関係だとか、物語はかなり適当というか都合がいいというか。
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.5

冒頭から見せつけるほどの金持ちぶりを見せるミシェル・ヨー演じる富豪。
ここから息子のニックがアメリカで見初めた恋人レイチェルを母に紹介する。
ところがレイチェルはニックが金持ちとは知らずに、母から泥棒
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憧れのウェディング・ベル(2012年製作の映画)

2.9

原題は「THE FIVE-YEAR ENGAGEMENT」。
婚約の約束をしたのに、彼女の仕事の関係で期間が延び5年間の紆余曲折を描くラブコメ。

ジャド・アバトー製作でジェイソン・シーゲルのお馴染み
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.4

元ネタの「殺人の告白」を先に見ていたので、事件の大まかなミステリ部分はすでにネタバレしていた状態で見ることに。

端的に言えばオリジナルからアクションをすっぽり抜いて、ミステリの視点を増やしたリメイク
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さざなみ(2015年製作の映画)

3.8

結婚して45年の記念パーティーを迎える5日前、夫のジェフに50年前亡くなった元彼の遺体が発見された報告が。
ジェフは過去の女性に思いを馳せるが、妻のケイトは気が気でなくなる。

ある意味残酷な知らせで
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ユン・ピョウ in ドラ息子カンフー(1981年製作の映画)

3.5

黄金トリオの共演作に外れはないが、単独での代表作となるとジャッキーとサモ・ハン共に持っている。
じゃあユン・ピョウはとなると考えてしまう。

確かに数々の作品での身軽さはユン・ピョウならではものだが、
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タンポポ(1985年製作の映画)

3.5

いつもの伊丹十三作品らしからぬほのぼのした出来。

途中に入ってくる小ネタが本筋の興味を削いでいるように思えるが、「シェーン」を意識したつくりがそうしてるのか。

ラーメン作りにも一直線すぎて、完成さ
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レンタネコ(2011年製作の映画)

2.0

猫をレンタルするという奇妙な世界観がまず納得できない。
ここでつまずくと、全編が退屈な話と化してしまう。

4話のオムニバス構成になっているが、どれもが似た話であり、最後の話以外は一つにまとめればいい
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ルパン三世 炎の記憶〜TOKYO CRISIS〜(1998年製作の映画)

3.5

TOKYO CRISISの名の通り、今回は東京が舞台。
その中で徳川家が残した財宝の在り処を示すガラスを狙う。

前作までの微妙なイラストから本来のルパンらしい画に戻り軌道修正は完了。
ただ今回お宝は
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千年女優(2001年製作の映画)

4.0

ある女優の一代記を振り返るドキュメンタリーを撮影しようと試みるTVマン。
それは女優の藤原千代子の壮大すぎる半生。
そして語られたのは少女時代に出会った名前も知らない男性を追いかけた事実。

千代子が
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宇宙人のあいつ(2023年製作の映画)

3.3

焼き肉店を営む真田家の兄妹。
両親を亡くしてからは、兄妹だけで一緒に住んでいたが、次男の日出男が突然自分は土星人であり、土星に帰る期限があることを告げる。

いきなりこんなことを言ってくるのだから、こ
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チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

3.4

1作目から30年以上たっても、しぶとくリブート化するチャッキー。

今作は人形で変わりはないが、AI機能が搭載されているという今の時代らしい設定。
AIスピーカーのように家電を操ることができ、家の中で
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.4

サム・ライミとマグワイアのコンビからすべてをリニューアルし、新たに選ばれたのはマーク・ウェブとアンドリュー・ガーフィールドのコンビ。

基本的な流れは1で見た物と一緒であり、変えられない部分はそのまま
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ガンジー(1982年製作の映画)

3.8

ガンジーの生涯。
そしてベン・キングスレーの徹底した成り切りぶり。

徹底した細部のつくりようにも感服する。ドキュメンタリーでもみたかのような感じになった。

題材がガンジーのためかその求心力は絶大で
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クッキー・フォーチュン(1999年製作の映画)

3.2

田舎町で老婆のクッキーが自殺をした。
だが発見者の姪のカミールは自殺は恥とばかりに、殺人事件として現場を偽装する。
それによって町の住民たちは大騒ぎに。

偽装ということではコーエン兄弟が作りそうな題
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.5

公開は去年だったが、影響の大きさを考えると劇場で見た方がインパクトは間違いなく大きかったはず。

関東大震災の後に起こる福田村で起きた惨殺事件。
それがなぜ起こったのかを見せるドラマ。

開始から1時
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アナスタシア(1997年製作の映画)

2.7

数あるアニメの中でもディズニーだけにはやらせんと、20世紀FOXが送り出してきたアニメ。
だがこれと「タイタンA.E.」の失敗でアニメ業界から結果的には手を引くことになる。

ということはこのアニメの
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コンゴ(1995年製作の映画)

2.7

マイケル・クライトン原作だが、これは映画化された部類では下のほうに当てはまる。

コンゴに派遣された調査団が行方不明になる。最後の通信に残った映像にはゴリラらしきものが調査団を襲う映像が。
救出とそこ
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ピンク・パンサー4(1978年製作の映画)

2.9

ピーター・セラーズ主演としては最後のピンクパンサー。
ただ3の時点でネタを出し尽くした感があるのか、今作は笑いが湿りがち。

3の続きのはずだがなぜかドレフュスが復活。
相変わらずクルーゾーは世界中の
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あなたにも書ける恋愛小説(2003年製作の映画)

2.6

小説家が30日間の締め切りのため、女性の速記者を雇う。
そこから二人の共同作業は紆余曲折の恋愛小説を完成させていく。

考えた題材が映像化されるとこなど何の驚きもない。
この映画の見所は一つしかない。
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太極 ヒーロー(2012年製作の映画)

1.3

1作目もまあつまらなかったが、この2作目はそれに輪をかけてつまらない。
何よりもこんな映画に出演している豪華なキャストがあまりにも不憫でしょうがない。

キャストの名を見てみると、レオン・カーフェイに
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REBEL MOON ー パート2: 傷跡を刻む者(2024年製作の映画)

3.3

キャラ紹介や世界観の説明に終始したPART1。
もちろんアクションはあったが、それは終盤。

よってこのPART2は冒頭から物語に入っていける。
と思ったら、始まったのはまさかの農業三昧(笑)

しっ
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.3

時代は1985年のダブリン。
不仲な親と次男を馬鹿にする兄のブレンダンと弟のコナー。
現状を逃れるようにコナーはポップ音楽にのめり込んでいき、ラフィーナに一目ぼれしたためMV制作をするから彼女を誘おう
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42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

3.8

日本にやってくるいわゆる助っ人外国人は、ほぼ例外なく背番号は42を希望するそうだ。
それはもちろんジャッキー・ロビンソンに憧れてというのもあるし、アメリカでは着けることのできない永久欠番であるからだ。
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影武者(1980年製作の映画)

3.8

黒澤明後期の作品としては代表作になりえるスケール感のでかさ。
しかしそれゆえに資金が集まらず、盟友のコッポラやルーカスが手助けをしたのは有名な話。

影武者とは戦国時代の武将武田信玄のために用意された
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アニー(1982年製作の映画)

2.3

リメイク作品を見ても思ったが、やはり子供向けという枠からは抜け出ることはない。

まだ子供ながら擦れたという感覚がないのはこちらの方。
ただし貧乏という点はあっという間に解消され、億万長者のウォーバッ
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史上最大の作戦(1962年製作の映画)

3.4

連合軍によるノルマンディー上陸作戦をオールスターキャストで描く戦争巨編。

当時としては正に最大の規模で作り上げた映画。
至る所にスターが登場し、後半は戦場の真っ只中で銃撃や爆発シーンが繰り広げられる
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REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

3.1

ザック・スナイダーが新たに手掛けたのはスペースオペラの2部作。

帝国マザーワールドに自国の惑星を征服されて、反乱を起こしたコラ。
惑星間の戦士たちをスカウトしていき、帝国に立ち向かう。

設定や世界
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ライトアップ! イルミネーション大戦争(2006年製作の映画)

3.0

日本でも一部の家庭だけヒートアップしている、家の装飾の飾りつけ。
デパートやショップがやるならわかるが、一般家庭がやっていると電気料金高そうだなくらいしか思わないのだが(笑)

それがアメリカでは普通
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