すえ

Saltburnのすえのレビュー・感想・評価

Saltburn(2023年製作の映画)
3.8
職場のマネージャーにずっとおすすめされてて、やっとみたけど、これはすごい
本当に気持ち悪い(いい意味で)

フィリックスはA man who has everythingという感じが伝わっててくる、たとえば何か困った時自分からは行動せず周りが助けてくれる、周りの助けや恵みに甘んじて生きてる典型的Spoiled kidってかんじで、弱者男性みのあるオリーが憧れるのもわかる
オリーのフィリックスに向ける感情があまりにも生々しく、サイコパス
オリーの親との対面シーン共感性羞恥で死にそうになった

バリーコーガンの演技力に圧倒される
衝撃的なシーンがたくさんあるけど、特にお墓のシーンは彼の即興と聞いて驚いた
彼アイリッシュなのにアイリッシュアクセント全然感じなかった…
フィリックス役のジェイコブもオージーなのにちゃんとブリティッシュアクセントでみんなすげーーー
あとロザムンドパイクの頭が足りないおばさま感がリアルですごいなと

ラストの方ではかなり象徴的にキャラクター達の結末が描かれてるということを聞き、プロミシングヤングウーマンの監督と知って納得、あの映画もかなり暗喩に富んでた
何回も見たくなる映画では決してないけれど、伏線回収のためにもう一回見てみたくもなる、いい意味でも悪い意味でも気色悪い映画
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