ガッジョ・ディーロ デジタルリマスター版のpapandaのレビュー・感想・評価

生活に音楽が密着している様子がたまらなく魅力的だった。嬉しいにつけ悲しいにつけ、婚礼にも弔いにも歌い演奏し踊る。素朴だけれど力強い。また、若者が言葉も通じない村の生活に次第に馴染んでいく様子が良かった。20世紀の終わりでもロマの人々は差別を受けているのは意外だった。日本では想像もつかない人々の暮らしの一端が見られるのは興味深かった。