シドニー・スウィーニーとグレン・パウエル主演のオトナのロマコメ。
もともとグレン・パウエルが好きでずっと観たかった作品。やっと公開、嬉しい！
公開待ちの間にシドニー・スウィーニーの出演作も観て好きになったこともあり、期待してさっそく鑑賞。
シドニー・スウィーニーは主演に加えて製作総指揮も兼任。
お互いに初対面で惹かれ合いながら、勘違いとすれ違いで仲違いしてしまったビー（ベアトリス）とベン。
ビーの姉とベンの親友の身内が結婚することになったことで、オーストラリアのリゾートで家族ぐるみで過ごすことになるが…
シェイクスピアの『から騒ぎ』を下敷きにしている今作。
思っていたよりコメディ＝お笑い要素が強めだった。
家族や親友たちが何とかビーとベンをくっ付けようとしてあれこれ吹き込むのは『から騒ぎ』同様。
が、すぐに思惑を見抜いた2人が「元婚約者とヨリを戻したくない」「元カノの気を引きたい」という利害の一致から恋人のふりをしようと決めたことで、事態はややこしいことに…
ロマコメは好きなんだけど、笑いにしろロマンス要素にしろ、もっと振り切った方が好みかなあ。
主人公2人の背景や設定が本当はいろいろありそうなのに、あまり本編で深掘りしていないのがちょっともったいない。
シリアスな部分も描いた方がロマンスパートでもっとキュンと出来そうなのに、笑いとテンポを重視してカットしたのかなあ。
とは言え、映画やドラマなど出演作がヒットした旬の2人が主演で、衣装チェンジも多くて眼福。
「R-18のロマコメなのに公開国で軒並み大ヒット」
と聞いていたけれど、身体を張ったお色気ギャグ（主にグレン・パウエルの笑）がメインなので、観ていてそこまでハラハラすることもなかった。さすがに子どもには見せられないけれど。
脇を固めるアレクサンドラ・シップももともと好きな俳優。今作でも相変わらずキュートでこちらも眼福だった！
かつてはロマコメ＝女性向けというイメージだったと思うんだけど。
今作はコメディに振り切りつつ主演2人はかなりセクシーで、脇役のキャラクターも個性豊かなので男女問わず楽しめそう。リゾート気分が味わえるのもイイ。
あと、今作で描かれる結婚式の場面はハッピーな同性婚なので、そこも好き。
まとめると、ロマンティックなラブストーリーを期待するとちょっと肩透かし… だけど、笑いと楽しさと勢い重視のコメディとして観ると高評価。
ちなみに特に笑ったのは、ベンの元カノ・マーガレットの今彼で、脳筋男子のボウ。
かつてはグレパもこのポジション（主人公キャラクターの元彼）を演じていたんだよな… と思うと感慨深かった笑
