このレビューはネタバレを含みます
「7歳で気付いた時にはracistに成長している」という街。そんな街がいくつもある。数え切れないほど。
その差別と偏見と暴力の正当化は
表面上は排除されようとしてきたけれど、
歴史の中でずっと根付いていて
ミネソタまで犠牲者以外何も変わっていない。
深い絶望が残り、闇が一層濃く感じられた。
フランシス・マクドーマンドが
若くて綺麗で、
ジーン・ハックマンについていけないということが悲しみを増した。
「ここに住む全ての白人がこれでいいと思っているわけではない」
墓地で鎮魂歌を歌う人々の姿だけが小さな光だ。